紀元17世紀 Anno Domini 17th Century

※北アメリカ

仏領ヌーベルフランス

  • 1608 ケベック建設
  • 1682 ルイジアナ領有を宣言
  • 1689〜1697 ウィリアム王戦争(ファルツ継承戦争の一環)

1607〜1776 英領13植民地

  • 1607 ヴァージニア建設
  • 1619.7 ヴァージニアで植民地議会設置
  • 1619.8 北米初の黒人奴隷の輸入
  • 1620 ピルグリム・ファーザーズプリマス上陸、ニューイングランド形成
  • 1629 マサチューセッツ建設
  • 1632 メリーランド建設
  • 1664 ニューアムステルダムを奪取しニューヨークと改名
  • 1689〜1697 ウィリアム王戦争

1614〜1674 蘭領ニューネーデルラント

  • 1625 ニューアムステルダム建設
  • 1664 ニューアムステルダムを英が占領
  • 1674 ウェストミンスター条約により英に割譲

ヌエバ・エスパーニャ副王領 都:メキシコシティ

  •  

※イベリア半島

ハプスブルク朝スペイン王国  都:マドリード

1700〜1931 ブルボン朝スペイン王国  都:マドリード

1640〜1910 ポルトガル王国  都:リスボン

※オランダ

ネーデルラント連邦共和国

  • 1602 東インド会社設立
  • 1605 ポルトガルよりモルッカ諸島を奪取
  • 1609 休戦条約(スペインが事実上独立を認める)
  • 1614 フランドル派ルーベンス『キリスト降架』
  • 1619 ジャワ島にバタヴィア市(現ジャカルタ)建設
  • 1623 アンボイナ事件(モルッカ諸島からイギリス勢力を締め出す)
  • 1624〜1661 台湾占領
  • 1641 ポルトガルよりマラッカを奪取
  • 1642 オランダ画派レンブラント『夜警』
  • 1642.11 探検家タスマンがタスマニア島を発見
  • 1648 ウェストファリア条約で国際的に独立を認められる
  • 1652 ケープ植民地建設
  • 1652〜1654 第1次英蘭戦争
  • 1667〜1668 南ネーデルラント継承戦争(仏の侵入)
  • 1672.6〜1678 オランダ侵略戦争(仏の侵入)
  • 1672.7〜1702 総督オラニエ公ウィレム3世
    • 1675 合理主義哲学者スピノザエチカ
    • 1689 イングランド王を兼任

※イギリス

テューダー朝イングランド王国  都:ロンドン

1603〜1707 ステュアート朝イングランド王国  都:ロンドン

  • 1603〜1625 初代ジェームズ1世(スコットランド王、以後スコットランド王国と同君連合)
    • 1607 ヴァージニア植民地
    • 1620 経験論哲学者フランシス・ベーコン(イギリス経験論哲学の祖)『新オルガヌム』(帰納法を主張)
    • 1620.12 ピルグリム・ファーザーズプリマス上陸
  • 1625〜1649 2代チャールズ1
    • 1628 権利請願
    • 1629〜1640 チャールズ1世、議会解散
    • 1635 フランドル派ファン・ダイクチャールズ1世の肖像
    • 1639 スコットランドの反乱(国教会強制に反して)
    • 1642〜1649 ピューリタン(清教徒)革命
    • 1643 独立派クロムウェル、鉄騎隊を創設(ジェントリ・ヨーマン中心の軍隊)
  • 1649 チャールズ1世処刑;共和制宣言(〜1660)
  • 1649〜1658 クロムウェル独裁
    • 1649 アイルランド征服
    • 1650 最初のコーヒーハウスが開店(社交場となり世論を形成)
    • 1651 経験論哲学者ホッブズリヴァイアサン』“万人の万人に対する闘争”
    • 1651.10 航海法(中継貿易主体のオランダを排除)
    • 1652〜1654 第1次英蘭戦争(航海法が原因)
    • 1653 クロムウェル、護国卿
  • 1660〜1685 3代チャールズ2世【王政復古
    • 1661 数学・物理学者ニュートン、万有引力の法則
    • 1664 ニューネザーランドを奪取しニューヨークと改名
    • 1665〜1667 第2次英蘭戦争
    • 1667 ピューリタン・詩人ミルトン失楽園』(神の摂理を説く)
    • 1672〜1674 第3次英蘭戦争
    • 1673 審査法(公職就任者は教徒に限る)
    • 1679 人身保護法(法によらぬ逮捕、裁判を禁じる)
  • 1685〜1688 4代ジェームズ2
    • 1688〜1689 名誉革命(専制に反対)
  • 1689〜1694 5代ウィリアム3世&メアリ2
    • 1689 権利章典(権利宣言を法文化、王権より議会が優位)
    • 1689〜1697 ファルツ継承戦争に参戦(1689〜1815 第2次百年戦争)
    • 1690 経験論哲学者・啓蒙思想家ロック統治論二篇(市民政府二論)』

※フランス

ブルボン朝フランス王国  都:パリ

  • 1589〜1610 初代アンリ4世
    • 1604 東インド会社設立
    • 1608 カナダ領有
  • 1610〜1643 2代ルイ13
    • 1622〜1625 フランドル派ルーベンス連作『マリー・ド・メディシスの生涯
    • 1624〜1642 宰相リシュリュー
    • 1625 オランダの国際法(自然法)の父グロティウス戦争と平和の法
    • 1635 三十年戦争に介入
    • 1636 フランス古典主義劇作家コルネイユ、悲劇『ル・シッド』
    • 1637 合理主義哲学者デカルト(近代合理主義哲学の祖)『方法叙説
    • 1642〜1661 宰相マザラン
  • 1643〜1715 3代ルイ14世(太陽王)
    • 1648.8〜1653 フロンドの乱(貴族の反乱)
    • 1648.10 ウェストファリア条約(アルザス、ロレーヌを獲得)
    • 1661 ルイ14世、親政始める(コルベール蔵相)
    • 1664 東インド会社再建(コルベールの重商主義政策)
    • 1666 フランス古典主義劇作家モリエール、喜劇『孤客』
    • 1667 フランス古典主義劇作家ラシーヌ、悲劇『アンドロマック』
    • 1667〜1668 南ネーデルラント継承戦争(英・蘭の阻止)
    • 1670 数学・物理・哲学者パスカルパンセ』”人間は考える葦である”
    • 1672〜1678 オランダ侵略戦争(各国の阻止)
    • 1682 ヴェルサイユ宮殿完成(バロック式)
    • 1685 ナントの勅令廃止(ユグノーが国外逃亡→産業・経済に大打撃)
    • 1688〜1697 ファルツ継承戦争(各国の阻止)

※ドイツ・オーストリア

ハプスブルク朝神聖ローマ帝国  都:ウィーン

  • 1618 ベーメン(ボヘミア)反乱(新教派の反乱)
  • 1618〜1648 三十年戦争
  • 1619 天文学者ケプラー世界の調和』(惑星運行の法則を発表し地動説を支持)
  • 1648 ウェストファリア条約
    • アウグスブルクの和議の確認
    • スイス、オランダの独立の国際的公認
    • カルヴァン派公認
    • アルザス、ロレーヌを仏に割譲
    • 国内諸邦の主権承認→神聖ローマ帝国の事実上の解体
  • 1680 哲学者・数学者ライプニッツ、微積創始
  • 1683 第2次ウィーン包囲
  • 1688〜1697 ファルツ継承戦争(仏王ルイ14世がファルツ選帝侯領の継承権を主張)
  • 1699 カルロヴィッツ条約(ハンガリーを土から奪還)

※プロイセン

ホーエンツォレルン朝ブランデンブルク選定侯国 都:ベルリン

プロイセン公国 都:ケーニヒスベルク(現カリーニングラード)

1618〜1701 ホーエンツォレルン朝ブランデンブルク゠プロイセン

※中部イタリア

ローマ教皇庁

  • 1633 大科学者ガリレオ・ガリレイ、地動説を唱え異端裁判で有罪判決

※北欧

デンマーク=ノルウェー連合王国 都:コペンハーゲン

  • 1625 三十年戦争に介入
  • 1700〜1721 北方戦争

スウェーデン王国

  • 1611〜1632 グスタフ2世アドルフ
    • 1630 三十年戦争に介入
    • 1632 国王戦死 by ヴァレンシュタイン傭兵隊
  • 1648 ウェストファリア条約(西ポンメルン獲得)
  • 1697〜1718 カール12
    • 1700〜1721 北方戦争

※ロシア

モスクワ大公国  都:モスクワ

1613〜1917 ロマノフ朝ロシア帝国  都:モスクワ

  • 1613〜1645 初代ミハイル・ロマノフ
  • 1670〜1671 ステンカ・ラージンの反乱
  • 1682〜1725 5代ピョートル1
    • 1689 ネルチンスク条約(外興安嶺を国境に)
    • 1696 オスマン帝国よりアゾフ海を奪取
    • 1697〜1698 ヨーロッパ訪問
    • 1700〜1721 北方戦争(スウェーデンvsデンマーク、ポーランド、ロシア)

※バルカン半島・アナトリア(トルコ)・北アフリカ

オスマン帝国  都:イスタンブール

※西アジア

1501〜1736 サファヴィー朝ペルシア《シーア派十二イマーム派》 都:イスファハーン

  •  
  • 1587〜1629 5代アッバース1世【最盛期の王】
    • 1622 ポルトガルよりホルムズ島を奪回
  • 1638 イマーム・モスク建立

※インド

ムガル帝国《スンナ派》  都:アグラ

  • 1628〜1658 5代シャー・ジャハーン
  • 1658〜1707 6代アウラングゼーブ【最大版図】
    • 1661 ボンベイ(現ムンバイ)を葡から譲り受ける(英)
    • 1672 ポンディシェリ獲得(仏)
    • 1674 シャンデルナゴル獲得(仏)
    • 1679 ジズヤ復活
    • 1690 カルカッタ(現コルカタ)に商館設立(英)

1674〜1818 マラータ王国《ヒンドゥー教》

  • 反ムガル、反英

ヴィジャヤナガル王国《ヒンドゥー教》 都:ペヌコンダ

  • 1649 滅亡

マイソール王国《ヒンドゥー教》

※中国

1616〜1912 後金(清)  都:ヘトゥアラ(興京)

  • 民族:アルタイ語族ツングース女真
  • 1616〜1626 初代太祖ヌルハチ
    • 17C初 満州八旗(軍隊)を組織
  • 1626〜1643 2代太宗ホンタイジ
    • 1635 チャハル部征服
    • 1636 国号をと改名
    • 1636 三田渡の盟約(朝鮮を服属)
    • 1638 理藩院設置
    • 17C中 蒙古・漢軍八旗を創始
  • 1643〜1661 3代世祖順治帝
    • 1644 李自成を破り、北京に遷都
    • 1644 緑営を創始
    • 1645 辮髪
    • 1658 内閣大学士設置
    • 1659 宣教師フェルビースト、中国に至る
  • 1661〜1722 4代聖祖康煕帝
    • 1663 黄宗羲(考証学の先駆者)『明夷待訪録
    • 1670 顧炎武(考証学の基礎を築く)『日知録』
    • 1673〜1681 三藩の乱(雲南藩呉三桂etc.の乱)
    • 1683 中国統一
    • 1689 ネルチンスク条約(外興安嶺を国境に)

明  都:北京

  • 1572〜1620 14代神宗万暦帝
    • 日本銀の流入
    • 1602 宣教師マテオ・リッチ『坤輿万国全図』(世界地図)
    • 1604 顧憲成、東林書院建設→東林派vs非東林派・宦官派
    • 1607 宣教師マテオ・リッチ、徐光啓訳『幾何原本』(エウクレイデス著の漢訳)
  • 1620〜1627 16代熹宗天啓帝
    • 1624 オランダが台湾占領
  • 1627〜1644 17代毅宗崇禎帝
    • 1631〜1645 李自成の乱
    • 1637 宋応星天工開物』(技術書)
    • 1639 徐光啓農政全書』(農学書)
    • 1642 宣教師アダム・シャール、徐光啓編『崇禎暦書』(暦法書)
    • 1644 李自成、北京占領、明滅亡

1644〜1661 南明

  • 1645 清に南京を占領される

1661〜1683 鄭氏台湾

  • 1661 鄭成功、オランダを破り、台湾占領、清と対立
  • 1683 清に敗れる

※朝鮮

朝鮮(李氏朝鮮)  漢陽(現ソウル)

  • 1607 第1回朝鮮通信使を派遣(日本と国交回復)
  • 1623〜1649 16代仁祖
    • 1636 三田渡の盟約(に服属(〜1895))

※日本

日本国  都:京都

  • 1603〜1867 江戸幕府  政庁:江戸(現東京)
  • 1603〜1605 初代将軍徳川家康
  • 1605〜1623 2代将軍徳川秀忠
    • 1609.3 初代仙台藩主伊達政宗が瑞巌寺を建立
    • 1609.4 薩摩藩島津氏、琉球王国を征服し服属
    • 1609.5 平戸にオランダ商館設置
    • 1614〜1615 大坂の役(豊臣家を滅ぼす)
    • 1617 家康を祀り日光東照宮を創建
  • 1623〜1651 3代将軍徳川家光
    • 1629 踏絵始まる
    • 1635 参勤交代制度導入
    • 1637〜1638 島原の乱
    • 1641 鎖国体制確立(清とオランダのみ)
  • 1657 2代水戸藩主徳川光圀が『大日本史』の編纂始める(1906完成→幕末の尊皇思想に影響)
  • 1673 岩国の錦帯橋架橋(日本三奇橋)
  • 1676 5代加賀藩主前田綱紀が蓮池庭を造園(日本三名園・兼六園の始まり)
  • 1680〜1709 5代将軍徳川綱吉
    • 1684 貞享暦制定(1280年制定の授時暦を元に。翌年から1755年まで使用)
    • 1685 生類憐みの令
    • 1700 6代岡山藩主池田綱政が後楽園を造園(日本三名園)