台湾 Taiwan 臺灣
台北 Taipei 臺北
古くは原住民である凱達格蘭族の集落があった。1723年に清の淡水庁が置かれ、徐々に移民も増えていく。1874年、台北府城を築城、1885年に台湾省が設立され、1894年に台北が省都となった。同年日清戦争が勃発し、翌1895年の下関条約の結果、台湾は日本に割譲された。台北には台湾総督が置かれ、日本統治の下、近代化が進んだ。1945年の日本敗戦後は、中華民国の統治下に置かれる。1949年、国共内戦に敗れた国民党政府は、台北を中華民国の臨時首都とし、現在に至っている。
故宮博物院
Palace Museum
故宮博物院
北京の紫禁城の宝物を1925年に故宮博物院として公開したのが始まり。1931年に日本の侵攻から宝物を守るために、南京などに移転。さらに、国共内戦の1948年に中華民国政府により600,000ほどの宝物が台湾に持ち出され、現在に至っている。中でも名宝と名高い傑作は、清代に制作された翠玉白菜である。翡翠の色合いを見事に利用して白菜を彫り上げている。
- 入館料 160元 (2011年現在)
- 場所 25°6′7"N,121°32′55"E
- HP http://www.npm.gov.tw/ (日本語あり)
北門
North Gate
北門
1879年に建てられた台北府城の北門。別名承恩門。現在も当時の姿を留めている。1895年、下関条約により台湾を割譲された旧日本軍は、この門より無血入城して台北府城を制圧した。
- 入場不可
中華民国総統府
Presidential Office Building
中華民國總統府
1919年、日本の台湾総督府として建設された。バロック式。第2次世界大戦末期に空襲で内部が全焼したが、大戦後は中華民国の総統府として現在に至るまで利用されている。
- 入館無料 (2011年現在)
- 場所 25°2′24"N,121°30′43"E
- HP http://www.president.gov.tw/ (中国語・英語)
迪化街
Dihua Street
迪化街
19世紀から20世紀初頭にかけて茶や樟脳の貿易港として発展した。現在も日本統治時代のバロック式建築が残るレトロな繁華街。からすみや漢方などを売るお店が並ぶ。通りには、1859年に建てられた霞海城隍廟もある。
- 入場、拝観自由
- 公演料 演目による
- HP http://www.redhouse.org.tw/ (日本語あり)
艋舺龍山寺
Mengjia Longshan Temple
艋舺龍山寺
1738年の創建。福建普江安海龍山寺の分霊。現在の建物は1920年に福建省の名匠により建てられたもの。 正殿の主祀は観音菩薩であるが、道教の女神媽祖や孔子、関羽なども祀られている。
- 拝観自由
- 場所 25°2′14"N,121°29′58"E
- HP http://www.lungshan.org.tw/ (中国語)
- 拝観自由
- 場所 25°3′4"N,121°34′40"E