1521年にマゼランによってマリアナ諸島が「発見」され、1565年よりスペインの領有となった。以後、300年に渡るスペイン支配により原住民チャモロ人の虐殺と混血が進み、現在純粋なチャモロ人は存在しないとされる。1898年の米西戦争の結果、ドイツに売却され流刑地となった。1914年に勃発した第一次世界大戦では日本がマリアナ諸島を占領し、終戦後は国際連盟により日本が委任統治領として統治した。第二次世界大戦中の1944年6月に連合軍の攻撃を受け、陥落。日本軍はほぼ全滅し、民間人も多くが崖から飛び降りるなどして命を落とした。戦後は国連によりアメリカ合衆国の信託統治領となった。1981年以降は北マリアナ諸島自治領として米国主権下に留まり内政は自治政府が担っている。