紀元前6世紀の古代ギリシア人の植民市ネアポリスを起源とする。その後は古代ローマの支配が続き、660年に東ローマ帝国の公国が建国された。12世紀にノルマン系の両シチリア王国が南イタリアを領有するが、支配者がアンジュー家に替わると、1282年にシチリアの晩鐘事件が発生、王国は分裂しアンジュー家がナポリを治めた。その後、ナポリ王国はスペインとフランスの領有争いが続けられ、1816年にブルボン朝の下で両シチリア王国に再統一された。しかし、1860年ガリバルディに征服されイタリア王国が建国される。
現在ではカプリ島やポンペイ遺跡への基点として多くの観光客が訪れる南イタリア最大の都市である。また、1995年に歴史地区が世界遺産に登録された。