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西安 Xi’an 西安
渭水盆地の中央に位置し、中国史上数々の国の都となった古都。その歴史は古く、紀元前11世紀に殷を滅ぼした西周が鎬京としてこの地を都に定めた。秦代は西安郊外の咸陽に都が造られたが、秦滅亡後の紀元前202年に前漢を興した劉邦により、新たな都城が造営され長安と命名された。その後、新、西魏、北周などの都となっている。隋が興ると、これまでの長安を廃止し、郊外に新たな都城大興城を設営した。唐代には再び長安と改名され、最盛期には人口100万人を越える国際都市に発展した。この大都市の都市計画は、当時の日本の平安京にも取り入れられている。しかし、唐末の戦乱により破壊され、都は東の洛陽に遷されて以後首都に返り咲くことはなかった。明代に西安と改名され、現在に至っている。
- 入場料 27元 (2010年現在)
- 拝観料 25元 (2010年現在)
華清池
Huaqing Palace
华清池
古くから温泉が湧く地として知られており、歴代皇帝の離宮が建造されていた。唐の玄宗が華清宮を建造したのは747年。楊貴妃が湯浴みしたという海棠湯や玄宗専用の蓮花湯などが現存している。玄宗が楊貴妃に華清池を賜ったエピソードは白居易の『長恨歌』にも歌われている。また、1936年の西安事件の現場でもある。
- 入館料 70元 (2010年現在)
- HP http://www.hqc.cn/ (中国語)
秦始皇陵
Mausoleum of the First Qin Emperor
秦始皇陵
紀元前221年に歴史上初めて中国全土を統一した秦の始皇帝の陵墓。司馬遷の『史記』には、陵墓には水銀で川が造られたと記されている。
- 世界遺産 『秦の始皇陵』
- 入場料 40元 (2010年現在)
- 場所 34°22′55"N,109°15′13"E
秦始皇兵馬俑博物館
Museum of the Terracotta Army
秦始皇兵马俑博物馆
秦始皇陵に副葬されている兵士や兵馬をかたどった俑。その兵士の顔は一つとして同じ顔がないと言うから驚きだ。また、すべての兵士が秦の敵国があった東を向いている。
- 世界遺産 『秦の始皇陵』
- 入館料 90元 (2010年現在)
- HP http://www.bmy.com.cn/ (中国語・英語)