ポーランド Poland Polska
ワルシャワ Warsaw Warszawa
13世紀までは小さな漁村であったが、1300年頃、マゾフシェ公ボレスワフ2世により街が建設され、1413年にはマゾフシェ公国の首都となった。1526年にマゾフシェ公国が断絶しポーランド王国に併合された。1596年にはジグムント3世が王国の首都をクラクフからワルシャワに遷し、以後現在に至るまでポーランドの首都となっている。ワルシャワは首都として発展してきたが、1944年、第二次世界大戦末期のワルシャワ蜂起でドイツ軍に徹底的に破壊されてしまう。しかし、戦後、市街地は「壁のひび1本に至るまで忠実に」元通りに復元され、1980年に世界遺産に登録された。
旧王宮
Royal Castle
Zamek Królewski
遷都後の1598年〜1619年にかけてジグムント3世がバロック式に再建した王宮。以降、ポーランド分割まで宮廷が置かれた。その後、第二次世界大戦によって破壊されてしまうが、1971年〜1988年にかけて当時のバロック式の姿に復元された。現在は、博物館となっており、第二次世界大戦の破壊を免れたオリジナルの調度品も復元されている。
- 世界遺産 『ワルシャワ歴史地区』
- 入館料 日曜無料 (2009年現在)
- 場所 52°14′52"N,21°0′51"E
- HP http://www.zamek-krolewski.pl/ (英語)
バルバカン
Warsaw Barbican
Barbakan Warszawski
1540年に建造され、旧市街への入り口を守っていた防塁。バロック式。こちらも第二次世界大戦で破壊され、現在のバルバカンは1954年に復元されたもの。
聖ヤン大聖堂
St. John’s Cathedral
Katedra św. Jana
14世紀にゴシック式で建造されたワルシャワで最も古い教会。スタニスワフ2世アウグストによる1791年5月3日憲法の宣言式が行われた場所でもある。幾度となく再建されその姿を変えてきたが、最期にワルシャワ蜂起でドイツ軍に破壊された。戦後、現在の姿に復元されたが、これは戦前の姿ではなく、14世紀当時の姿を資料から推定して復元したものである。
- 世界遺産 『ワルシャワ歴史地区』
- 拝観自由
- 場所 52°14′56"N,21°0′49"E
聖十字架教会
Church of the Holy Cross
Kościół św. Krzyża
ワルシャワ大学の向かい側にあるバロック式のカトリック教会。15世紀初頭に小さな木製の礼拝堂が建てられたのが始まり。その後、改装を重ねていくが、1944年のワルシャワ蜂起時に破壊された。ただし、1945年〜1953年にかけて現在の姿に復元されている。また、1882年にショパンの心臓が納められており(遺体はパリのペール・ラシェーズ墓地に埋葬)、戦時中にいったん持ち出されたが、現在は本堂の柱の下に埋葬されている。
- 世界遺産 『ワルシャワ歴史地区』
- 拝観自由
- 場所 52°14′19"N,21°01′0"E
- クラクフから特急で3時間。
- 旅行記: 復元された王都ワルシャワ
Hostel Okidoki
- クラクフ郊外通りの聖十字架教会まで徒歩5分の距離にあり、観光に便利。
- http://www.okidoki.pl/