オーストリア Austria Österreich
ヴァッハウ渓谷 Wachau Wachau
オーストリア北部のドナウ川下流地域一帯で、川沿いに修道院や古城が点在する。「ヴァッハウ渓谷の文化的景観」として世界遺産に登録されている。
メルク修道院
Melk Abbey
Stift Melk
1089年、オーストリア辺境伯がベネディクト会修道士に城の1つを与えたことが修道院の始まりとされる。12世紀から写本収集や作成が積極的に行われ、現在も図書室にそれらの本が残されている。
シェーンビュール城
Schoenbuehel castle
Schloß Schönbühel
9世紀に建てられた要塞を起源とする。現在の姿は、19世紀に大改築されたもの。別名「ドナウの女王」と呼ばれている。
ヴィレンドルフ
Willendorf
Willendorf
旧石器時代の女性像ヴィレンドルフのヴィーナスが出土したことで有名。最近の研究では、紀元前28,000年から25,000年の間に作られたと考えられている。像自体はウィーン自然史博物館で見ることができる。
デュルンシュタイン
Duernstein
Dürnstein
川岸に佇む鐘楼が美しいデュルンシュタインの教会は、17世紀改修されたバロック様式。また、丘の上にあるケーンリンガー城には、1192年第3回十字軍の帰路にあったイングランド国王リチャード獅子心王がオーストリア公レオポルト5世によって幽閉されたという史実が残されている。