北京 Beijing

太和殿

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Places of Interest
太和殿

紫禁城
Forbidden city
紫禁城

明・清代の皇帝の宮殿。1406年に永楽帝により元代の都城を改築する形で着工し、1421年に完成した。この年に北平を北京と改名し、遷都を行った。以後、清代に至るまで皇帝の居城として数々の歴史の舞台となった。1644年の李自成の乱で消失したが、清により再建された。清最期の皇帝溥儀が退去させられた1924年以降は故宮と呼ばれるようになり、博物館として公開されるようになった。ただし、その展示品の一部は、国共内戦の1948年に中華民国政府により台湾に持ち出され、現在台北の国立故宮博物院で展示されている。

天安門広場

天安門広場
Tiananmen Square
天安门广场

紫禁城の南に位置する正門の天安門と前門の正陽門に通じる広場。南北880mという世界最大級の広さを誇る。1949年、毛沢東が天安門から中華人民共和国の建国を宣言した地である他、1989年のいわゆる天安門事件による虐殺などの場でもある。

  • 入場自由
祈年殿

天壇
Temple of Heaven
天坛

1420年、明の永楽帝によって建造された。冬至に豊作を祈る圜丘、位牌が奉納されている皇穹宇、正月に五穀豊穣を願う祈年殿から成る。写真は祈念殿。

鼓楼

鼓楼
Drum Tower
鼓楼

1272年、元のフビライの時代に創建された木造の時計台。当時は太鼓をたたいて時を知らせていた。その後、明代と清代に修復されている。鼓楼の周囲は昔の北京の町並みである胡同が残っている。

  • 入場料 20元 (2010年現在)
頤和園

頤和園
Summer Palace
颐和园

1750〜1764年にかけて乾隆帝の命により造園された清漪園が前身。1860年のアロー戦争で破壊され、その後、1884年〜1885年に西太后により再建され頤和園と命名された。この再建費により海軍予算が削減され日清戦争敗北の一因となったとも言われている。

雲台

居庸関
Juyong Pass
居庸关

北京市街から北西に約50kmに位置する要塞。その歴史は、春秋戦国時代に燕が建築した要塞にまで遡る。北京に至る最終防衛拠点として九塞の一つに数えられている。元代の1345年に完成した雲台があり、当時はラマ塔が建っていた。雲台内部に漢字や西夏文字などの6種類の文字で併記された経文が刻まれており、西夏文字の解読の手がかりとなった。

八達嶺長城

万里の長城 (八達嶺長城)
Great Wall of China (Badaling)
八达岭长城

秦の始皇帝が北の異民族の侵攻を防ぐために造ったことに始まる。現在見られる長城の多くは明代に造営されたもの。北京近郊からアクセスの良いのは、八達嶺長城である。春には山裾にモモの花が満開になる。