フランス France France
パリ Paris Paris
紀元前3世紀頃、ケルト人がシテ島に住み始めたのがパリの起源である。508年にフランク王国のクローヴィスがパリを都とした。751年にカロリング朝が興るとパリは都でなくなるが、987年にパリ伯ユーグ=カペーがフランス国王となり、再び首都に返り咲いた。1328年にカペー朝が断絶しヴァロア朝が興ると、王位継承権を理由にイングラント王国と百年戦争が勃発。その最中の1420年から1437年までパリはイングランド王国の手に落ちてしまう。宗教改革の時期、パリではサンバルテルミの虐殺が起こり、3000人以上のプロテスタントが殺された。プロテスタントであったアンリ4世はカトリックに改宗しつつプロテスタントの権利を認めるナントの勅令を発することで宗教戦争の解決を試みた。ブルボン朝の時代に太陽王ルイ14世がヴェルサイユに王宮を移したが、1789年にフランス革命が勃発、パリは第二次大戦中にドイツに占領された一時期を除き、フランス共和国の首都であり続ける。
1991年、セーヌ河岸一帯が世界遺産に登録された。
1991年、セーヌ河岸一帯が世界遺産に登録された。
ノートルダム大聖堂
Notre Dame Cathedral
Cathédrale Notre-Dame de Paris
1163年に着工、13世紀にはほぼ完成した初期ゴシック建築の代表傑作。内部にはゴシック建築の特徴であるステンドグラスがなんとも神秘的な雰囲気を醸している。
歴史上の出来事としては1431年のイングランド国王ヘンリ6世のフランス国王戴冠式、1804年のナポレオン1世のフランス皇帝戴冠式などの舞台となった。
コンコルド広場
Concorde Square
Place de la Concorde
1793年、ルイ16世やマリー=アントワネットがギロチンで処刑されたフランス革命の歴史的な場所。広場の中央には1833年にエジプトのルクソール神殿から持ち出されたオベリスクが建っている。
オルセー美術館
Orsay Museum
Musée d’Orsay
1848年〜1914年までの作品を収蔵。ミレー『落穂拾い』、マネ『草の上の食事』、ルノワール『ムーラン・ド・ラ・ギャレット』、ゴッホ『自画像』、ゴーギャン『タヒチの女』など。
- 世界遺産 『パリのセーヌ河岸』
- 場所 48°51′37″N,2°19′34″E
- HP http://www.musee-orsay.fr/ (仏・英・西語)
ルーブル美術館
Louvre Museum
Musée du Louvre
フランス革命後の1793年にルーブル宮の一部を用いて開館した美術館。とにかく広く、見所もたくさん。『ハンムラビ法典』『ミロのヴィーナス』、『サモトラケのニケ』、レオナルド=ダ=ヴィンチ『モナ=リザ』、ラファエロ『美しき女庭師の聖母』、ドラクロワ『民衆を率いる自由の女神』、ルーベンス連作『マリー・ド・メディシスの生涯』、ファン・ダイク『チャールズ1世の肖像』など。
- 世界遺産 『パリのセーヌ河岸』
- 入場料 €8.50 (2007年現在)
- 場所 48°51′40″N,2°20′09″E
- HP http://www.louvre.fr/ (日本語あり)
Le Village Hostel
- サクレ・クール聖堂前にあるユースホステル。ドミトリー€24 (2007年現在)。
- 20, rue d’Orsel 75018 Paris
- http://www.villagehostel.fr/ (仏・英語)