日本 Japan
金沢 Kanazawa
砂金を洗う沢があったことから金沢と呼ばれるようになったと伝えられている。1546年、本願寺の尾山御坊の寺内町として創られ、1583年以降は加賀藩の城下町として発展していった。江戸時代には、江戸、大坂、京に次ぐ規模の町となった。
金沢城
Kanazawa Castle
1580年、織田信長が加賀一向一揆の拠点であった尾山御坊を攻め落とし、跡地を金沢城としたことに始まる。信長亡き後は、1583年の賤ヶ岳の戦いに勝利した羽柴秀吉により、前田利家に加賀国が加増され、尾山城と改称した。その後加賀百万石の居城として整備されていったが、明治時代の1881年火災により大部分を消失してしまった。現在当時のまま残っているのは、石川門と三十間長屋などである。
- 金沢駅から北鉄バス「兼六園下」下車、徒歩約5分
- 金沢城公園は入場無料。菱櫓・五十間長屋・橋爪門続櫓は¥310(2015年現在)
- 場所 36°33′51.54"N,136°39′33.32"E
- HP http://www.pref.ishikawa.jp/siro-niwa/kanazawajou/ (日本語)
兼六園
Kenroku-en
池泉回遊式庭園であり、日本三名園の一つ。1676年に5代藩主前田綱紀が蓮池庭を作庭したことに始まる。その後、13代藩主前田斉泰が現在の姿に改修した。園内には金沢の地名のゆかりとなった金城霊沢や日本最古の噴水もある。
- 金沢駅から北鉄バス「兼六園下」下車、徒歩約5分
- 入園料 ¥310(2015年現在)
- 場所 36°33′43.7"N,136°39′45"E
- HP http://www.pref.ishikawa.jp/siro-niwa/kenrokuen/ (日本語)
長町武家屋敷跡
Nagamachi Buke Yashiki District
加賀藩の武家屋敷が残る界隈。当時の面影が色濃く残されている。中でも前田家重臣野村伝兵衛信貞の屋敷である野村家の濡れ縁と庭園はCMでも用いられる代表的な場所。
- 金沢駅から北鉄バス「香林坊」下車、徒歩約5分
- 野村家入場料 ¥550(2015年現在)
- 場所 36°33′50.5"N,136°39′00.8"E
- HP http://www.nomurake.com/ (日本語)
ひがし茶屋街
Higashi Chaya District
1820年に加賀藩の藩政により浅野川東側に町割りされ創られた茶屋街。今でも当時の建造物が残る。中でも茶屋「志摩」は1820年建造そのままの姿で現存しており、重文に指定されている。茶屋では二階が客間で芸妓による遊芸の場となった。一階には台所もあったが、ここで料理が作られることはなく、もっぱら仕出しによるものだったらしい。
- 金沢駅から北鉄バス「橋場町(ひがし・主計町茶屋街)」下車、徒歩約4分
- 入館料 ¥500(2015年現在)
- 場所 36°34′20.83"N,136°40′1.79"E
- HP http://www.ochaya-shima.com/ (日本語)