紀元20世紀前期 first half of the Anno Domini 20th Century

※アメリカ

アメリカ合衆国  都:ワシントンD.C.

  • 1901.9〜1909.3 26代大統領セオドア・ルーズヴェルト(共和党)
    • 1903.11 パナマを独立させ、パナマ運河の工事権、租借権を得る(〜1999)
    • 1903.12 ライト兄弟が初飛行に成功
    • 1905 ポーツマス会議を斡旋
  • 1913〜1921 28代大統領ウィルソン(民主党)
    • 1917.4 第1次世界大戦に参戦(連合国側)
    • 1917.11 石井-ランシング協定(日本の中国利権を認めるが、機会均等も認める)
    • 1918.1 十四カ条の平和原則(1.秘密外交の廃止 2.海洋の自由 4.軍備縮小 5.民族自決に基づく植民地問題の公正な解決 14.国際連盟の設立)
    • 1918.8〜1920 シベリア出兵
    • 1919.1 パリ講和会議(全権:ウィルソン大統領)
    • 1920 孤立主義により国際連盟不参加決定
    • 1920 婦人参政権を承認
  • 1921〜1923 29代大統領ハーディング(共和党)
    • 1921.11〜1922 ワシントン会議
    • 1921.12 四カ国条約(:太平洋域の領土と権益の相互尊重)
    • 1922.2 ワシントン海軍軍備制限条約(::::=5:5:3:1.67:1.67)
    • 1922.2 九カ国条約(中国の主権および独立の尊重、領土保全、機会均等、門戸開放)
  • 1923〜1929 30代大統領クーリッジ(共和党)
    • 1924.4 ドーズ案成立(資本の独への貸与)
    • 1924.7 移民法(米国への移民を制限;排日)
    • 1925〜1929 国務長官ケロッグ
    • 1928.8 不戦条約(ケロッグ゠ブリアン協定)(国際紛争の解決は武力によらない)
  • 1929〜1933 31代大統領フーヴァー(共和党)
    • 1929.6 ヤング案成立
    • 1929.10.24 ニューヨーク株式取引所の株価大暴落(世界恐慌)
    • 1930 ロンドン軍縮会議(::=10:10:7)

※メキシコ

メキシコ合衆国

  • 1884〜1911 大統領ディアス(独裁政権)
    • 1910〜1917 メキシコ革命(指導者マデロ;LA初の本格的な反帝民主革命)
  • 1911〜1913 大統領マデロ
  • 1917〜1920 大統領カランサ
    • 1917 民主的・民族的憲法制定

※イギリス

ハノーヴァー朝グレートブリテンおよびアイルランド連合王国  都:ロンドン

1901〜1917 サクス・コバーグ・ゴータ朝グレートブリテンおよびアイルランド連合王国  都:ロンドン

  • 1901 オーストラリア連邦形成(自治領となる)
  • 1902.1 日英同盟(「光栄ある孤立」の破棄)
  • 1902.12 絵本作家ビアトリクス・ポターピーターラビットのおはなし
  • 1904 英仏協商(英のエジプトとモロッコにおける優越権を相互に承認)
  • 1905 シン・フェイン党結成(アイルランドの急進派政党)
  • 1906 労働党結成(労働代表委員会を改称)
  • 1907 ニュージーランド連邦形成(自治領となる)
  • 1907 英露協商(イラン(北は、南東は英)、アフガニスタン(英)、チベット(相互不干渉)における両国の勢力範囲を協定)
  • 1914 アイルランド自治法成立(第1次大戦で実施延期)
  • 1914〜1918 第1次世界大戦(連合国側)
  • 1915.10 フサイン=マクマホン協定(戦争協力を条件にアラブの独立を認める)
  • 1916〜1922 首相ロイド・ジョージ(自由党、挙国一致内閣)
    • 1916.5 サイクス゠ピコ協定(英仏露によるオスマン帝国領分割協定;マクマホン協定と矛盾)
    • 1916.6〜.11 ソンムの戦い(英軍に戦車初登場)

1917〜1927 ウィンザー朝グレートブリテンおよびアイルランド連合王国  都:ロンドン

  • 1916〜1922 首相ロイド・ジョージ(自由党、挙国一致内閣)
    • 1917 敵国ドイツ風の名称を嫌い、ウィンザー朝と改称
    • 1917.11 バルフォア宣言(ユダヤ人にパレスチナでの建国を約束←アラブ憤慨)
    • 1918 第4回選挙法改正(イギリス初の普通選挙制)
    • 1919 第3次アフガン戦争(アフガニスタン独立)
    • 1919.1 パリ講和会議(全権:ロイド・ジョージ、独植民地継承主張←仏を警戒)
    • 1920.8 セーヴル条約(イラクパレスチナが委任統治領とされる)
    • 1921 四カ国条約(太平洋域の領土と権益の相互尊重;日英同盟解消)
    • 1922 ワシントン海軍軍備制限条約(::::=5:5:3:1.67:1.67)
    • 1922 九カ国条約(中国の主権および独立の尊重、領土保全、機会均等、門戸開放)
    • 1922 トランスヨルダンが委任統治領とされる
    • 1922 エジプトの独立承認(スエズ運河駐兵権etc.は保留)
    • 1922 アイルランド自由国を自治領として承認
  • 1924〜1924 首相マクドナルド(初の労働党内閣;他に先駆けてソ連新政権を承認)
  • 1925 ロカルノ条約(西欧安全保障条約)

1927〜現在 ウィンザー朝グレートブリテンおよび北アイルランド連合王国  都:ロンドン

  • 1928 第5回選挙法改正(婦人の年齢を下げ、普通選挙制が完成)
  • 1929〜1931 首相マクドナルド(労働党)
    • 1930 ロンドン軍縮会議(::=10:10:7)
    • 1930〜1932 第1〜3次英印円卓会議(物別れに終わる)

※南アイルランド

ウィンザー朝グレートブリテンおよびアイルランド連合王国

  • 1918 総選挙でシン・フェイン党が圧勝
  • 1919 独立宣言

1922〜1937 アイルランド自由国(英帝国自治領)  都:ダブリン

※フランス

第三共和政フランス共和国  都:パリ

  • 1904 英仏協商(エジプトと仏のモロッコにおける優越権を相互に承認)
  • 1905 社会党(統一社会党)結成(社会主義政党や団体の連合組織)
  • 1905 第1次モロッコ事件(現場タンジール)
  • 20c初 印象派画家モネ『睡蓮』の連作
  • 1911 第2次モロッコ事件(現場アガディール)
  • 1912 モロッコ保護国化
  • 1914〜1918 第1次世界大戦(連合国側)
  • 1914.9 マルヌの戦い(をくいとめ、対峙)
  • 1916.2〜.12 独の強襲からヴェルダン要塞を死守
  • 1916.5 サイクス-ピコ協定(英仏露によるオスマン帝国領分割協定)
  • 1917〜1920 首相クレマンソー(挙国一致内閣)
    • 1919.1 パリ講和会議(全権:クレマンソー、独への厳しい制裁要求)
    • 1919.6 ヴェルサイユ条約(アルザス、ロレーヌ獲得)
    • 1920.8 セーヴル条約(シリア、レバノンが委任統治領とされる)
  • 1921 四カ国条約(:太平洋域の領土と権益の相互尊重)
  • 1922 ワシントン海軍軍備制限条約(::::=5:5:3:1.67:1.67)
  • 1922 九カ国条約(中国の主権および独立の尊重、領土保全、機会均等、門戸開放)
  • 1923〜1925 ルール占領(賠償支払い遅延を口実→非協力の抵抗→失敗)
  • 1924〜1926 左派連合政権
    • 1924 ドーズ案成立(資本の独への貸与)→ルール撤兵
    • 1924 ソ連を承認
    • 1925 ロカルノ条約(7カ国による西欧安全保障条約)
  • 1928.8 不戦条約(ケロッグ=ブリアン協定)

※ドイツ

ホーエンツォレルン朝ドイツ帝国  都:ベルリン

  • 1888〜1918 2代ヴィルヘルム2世
    • 1905 第1次モロッコ事件(現場タンジール)
    • 1905 アインシュタインが特殊相対性理論を発表
    • 1906 新海軍拡張案(英独建艦競争激化)
    • 1911 第2次モロッコ事件(現場アガディール)
    • 1914〜1918 第1次世界大戦(同盟国側)
    • 1914.8 ベルギーの中立侵犯(仏の短期打倒を図る)
    • 1914.8 タンネンベルクの戦い(軍に大勝)
    • 1914.9 マルヌの戦い(仏と長期戦になる)
    • 1915.4 イープルの戦いで毒ガスを初使用
    • 1916.6〜.11 ソンムの戦い
    • 1916 カール・リープクネヒトスパルタクス団を結成(急進的革命;反戦)
    • 1917.2 無制限潜水艦作戦(国籍問わず無差別攻撃)
    • 1918.11 キール軍港の水兵反乱;共和国樹立宣言;皇帝退位

1918〜1933 ヴァイマル(ワイマール)共和国  都:ベルリン

  • 1918.11 ドイツ休戦条約(第1次世界大戦終了)
  • 1919.1 スパルタクス団、武装蜂起(共産主義革命→失敗→指導者カール・リープクネヒトローザ・ルクセンブルク惨殺)
  • 1919.2 ヴァイマル(ワイマール)憲法制定(主権在民普通選挙制)
  • 1919.2〜1922 臨時大統領エーベルト(社会民主党)
    • 1919.6 ヴェルサイユ条約
      • アルザス、ロレーヌを仏に割譲
      • ポーランド回廊を割譲
      • 軍備縮小(潜水艦空軍禁止)
      • ラインラント非武装
      • 多額の賠償金
    • 1920 国民社会主義ドイツ労働者党(通称ナチス)結成
    • 1921.4 賠償金額が1,320億金マルクに決定
    • 1921 ナチス、突撃隊(SA)を創設
  • 1922〜1925 初代大統領エーベルト(社会民主党)
    • 1922 ラパロ条約(独ソ間;ソ連の承認、国交回復)
    • 1923〜1925 仏、白のルール鉱工業地帯の占領→生産停止で抵抗→インフレ
    • 1923〜1929 シュトレーゼマンによる経済の再建、協調外交
    • 1923.11 ミュンヘン一揆(ナチスのクーデタ←即日鎮圧)
    • 1923 レンテンマルク発行→インフレ収拾
    • 1924 ドーズ案成立(資本の独への貸与)
    • 1925.4 ヒトラー、親衛隊(SS)を創設(ヒトラー直属の精鋭)
    • 1925 ロカルノ条約(西欧安全保障条約;ラインラント非武装;国際連盟加入)
  • 1925〜1934 2代大統領ヒンデンブルク
    • 1926 国際連盟に加入
    • 1930 ヤング案に調印(賠償総額を削減;59年間払いに緩和)

※オーストリア・ハンガリー

ハプスブルク゠ロートリンゲン朝オーストリア゠ハンガリー帝国  都:ウィーン

  • 1908 ボスニア・ヘルツェゴヴィナ併合(青年トルコ革命の混乱に乗じて)
  • 1914.6.28 サライェヴォ事件(セルビア人学生がオーストリア皇位継承者夫妻を暗殺)
  • 1914.7.28 対セルビア宣戦(第1次世界大戦勃発)
  • 1918.10 ハンガリー革命
  • 1918.11 降伏

1918〜1938 オーストリア共和国  都:ウィーン

  • 1919.9 サン゠ジェルマン条約(ポーランドetc.の独立承認;“未回収のイタリア”割譲)

1918.11〜1920 ハンガリー共和国  都:ブダペスト

  • 1919 ハンガリー革命(ソヴィエト政権樹立→失敗)

1920.2〜1944   ハンガリー王国  都:ブダペスト

※ポーランド

ロマノフ朝ポーランド立憲王国  都:ワルシャワ

  • 1894〜1917 5代ニコライ2世

1918〜1939 ポーランド共和国  都:ワルシャワ

  • 1919.6 ヴェルサイユ条約(ポーランド回廊獲得)
  • 1919〜1921 ポーランド゠ソヴィエト戦争
  • 1925 ロカルノ条約(7カ国による西欧安全保障条約)

※チェコスロヴァキア

ハプスブルク゠ロートリンゲン朝オーストリア゠ハンガリー帝国

1918〜1939 チェコスロヴァキア共和国  都:プラハ

  • 1918.11〜1935 初代大統領マサリク
    • 1920.6 トリアノン条約(ハンガリーの領土割譲)
    • 1925 ロカルノ条約(7カ国による西欧安全保障条約)

※イタリア

イタリア王国  都:ローマ

  • 1911〜1912 イタリア゠トルコ戦争
  • 1912 ローザンヌ条約(トリポリ、キレナイカを併合し、リビアと改称)
  • 1915.4 ロンドン秘密条約(英、仏、露が“未回収のイタリア”割譲を約す)
  • 1915.5 第1次世界大戦参戦(連合国側)
  • 1919.3 ムッソリーニファシスト党結成
  • 1919.9 サン゠ジェルマン条約(「未回収のイタリア」獲得)
  • 1920.4〜9 北イタリアでストライキが最高潮に達する
  • 1922.2 ワシントン海軍軍備制限条約(::::=5:5:3:1.67:1.67)
  • 1922.2 九カ国条約(中国の主権および独立の尊重、領土保全、機会均等、門戸開放)
  • 1922.10 ムッソリーニローマ進軍、政権樹立
  • 1922.10〜1943 首相ムッソリーニ(ファシスト党)
    • 1924 フィウメ併合(ユーゴとの直接交渉による)
    • 1924 ソ連を承認
    • 1925 ロカルノ条約(7カ国による西欧安全保障条約)
    • 1926 一党独裁制確立
    • 1926 アルバニア保護国化(アルバニアの意志)
    • 1928 ファシズム大評議会が国家最高決議機関となる
    • 1929 ラテラン条約(教皇庁と和解、バチカン市の独立承認)

※ユーゴスラヴィア

セルビア王国

  • 1912 バルカン同盟(反同盟)
  • 1912〜1913 第1次バルカン戦争
  • 1913 第2次バルカン戦争
  • 1914.6 サライェヴォ事件
  • 1914〜1918 第1次大戦(連合国側)

モンテネグロ王国

  • 1912 バルカン同盟(反同盟)
  • 1912〜1913 第1次バルカン戦争
  • 1913 第2次バルカン戦争
  • 1914〜1918 第1次大戦(連合国側)

1918〜1929 セルブ・クロアート・スロヴェーン王国

  • 1918.12 オーストリア共和国から独立を宣言
  • 1920.6 トリアノン条約(ハンガリーの領土割譲)

1929〜1945 ユーゴスラヴィア王

※ルーマニア・ブルガリア

ルーマニア王国

  • 1913 第2次バルカン戦争
  • 1916 第1次大戦に参戦(連合国側)
  • 1920.6 トリアノン条約(ハンガリーの領土割譲)

ブルガリア自治公国

1908〜1944 ブルガリア王国

  • 1908 青年トルコ革命に乗じ独立
  • 1912 バルカン同盟(反同盟)
  • 1912〜1913 第1次バルカン戦争
  • 1913 第2次バルカン戦争(大敗→以後、独墺側に接近)
  • 1915 第1次大戦に参戦(同盟国側)
  • 1918.9 降伏
  • 1919.11 ヌイイ条約(希、ユーゴスラヴィアに領土割譲)

※ギリシア

ギリシア王国  都:アテネ

  • 1912 バルカン同盟(反同盟)
  • 1912〜1913 第1次バルカン戦争(バルカン同盟vs)
  • 1913 第2次バルカン戦争(ブルガリアvsセルビア、希、モンテネグロ、ルーマニア、)
  • 1919〜1922 ギリシア゠トルコ戦争(希vsトルコ国民党)

※北欧

スウェーデン王国

ロマノフ朝ロシア帝国

1905〜現在 ノルウェー王国

スウェーデン王国

1917〜現在 フィンランド共和

※バルト3国

ロマノフ朝ロシア帝国

1917〜1940 エストニア

1918〜1940 ラトヴィア

1918〜1940 リトアニア

※ロシア

ロマノフ朝ロシア帝国  都:サンクトペテルブルク

  • 1894〜1917 18代ニコライ2
    • 1901 社会革命党(エスエル)結成
    • 1903 ロシア社会民主労働党が分裂 ボリシェヴィキ(指導者レーニン)vsメンシェヴィキ(指導者プレハーノフ)
    • 1904〜1905 日露戦争
    • 1905.1 血の日曜日事件(軍隊がデモ隊に発砲)
    • 1905.1〜.9 第1次ロシア革命
    • 1905.5 日本海海戦で敗れる
    • 1905.6 ポチョムキン号の反乱
    • 1905.9 ポーツマス条約(全権ヴィッテ)
    • 1905.10 十月宣言(国会開設と憲法制定を約す);立憲民主党結成(ブルジョワ政党)
    • 1906 ドゥーマ開設
    • 1906〜1911 首相ストルイピン
      •  1907 英露協商:イラン(北は露、南東は)、アフガニスタン()、チベット(相互不干渉)における両国の勢力範囲を協定
      •  1907 日露協約
    • 1912 バルカン同盟を指導
    • 1914〜1918 第1次世界大戦(連合国側)
    • 1914.8 タンネンベルクの戦い(軍に大敗)
    • 1916.5 サイクス-ピコ協定(英仏露によるオスマン帝国領分割協定)
    • 1917.3 ペトログラード蜂起;ソヴィエト(評議会)結成;皇帝退位(三月革命)

1917.3〜.11 臨時政府  都:ペトログラード

  • 戦争続行内閣;ソヴィエトと対立
  • 第一党…立憲民主党(ブルジョワ政党)
  • 社会革命党(エスエル)右派ケレンスキー入閣
  • 1917.4 ボリシェヴィキ指導者レーニン、スイスより帰国、四月テーゼを発する(「全ての権力をソヴィエトへ」;戦争の即時停止)
  • 1917.7〜.11 首相ケレンスキー
      • 1917.9 コルニーロフの反乱(ボリシェヴィキが鎮圧)

     

    • 1917.11 十一月革命(ボリシェヴィキ武装蜂起)

1917.11〜1922 ソヴィエト政権  都:ペトログラード

  • 1917.10〜1922 人民委員会議議長レーニン
    • 1917.11 全ロシア・ソヴィエト会議(新政権人民委員会議の成立宣言)
      • 「平和に関する布告」…①即時停戦無併合無賠償民族自決→黙殺されたため秘密外交文書暴露(サイクス゠ピコ協定etc.)
      • 「土地に関する布告」…土地私有権の廃止(地主の土地没収)
    • 1917.11 トロツキー、赤軍(赤衛軍)を創設
    • 1917.12 チェカ設立(ソヴィエト政権維持のための警察機関)
    • 1918.1 憲法制定議会開会(第一党…社会革命党(エスエル))
    • 1918.1 レーニン、武力で憲法制定議会解散;ボリシェヴィキ独裁
    • 1918.3 ブレスト゠リトフスク条約(独、墺との単独講和;領土割譲)
    • 1918.3 ボリシェヴィキ、ロシア共産党と改称
    • 1918.3 モスクワに遷都
    • 1918.4〜1922 対ソ干渉戦争(連合国反革命軍(白衛軍)vs赤軍「戦時共産主義」)
    • 1918.8〜1922 シベリア出兵(日本、アメリカ、中国)
    • 1919 コミンテルン(第3インターナショナル)結成(世界の革命政党、組織の指導機関)
    • 1921 NEP(新経済政策)採用(戦時共産主義→生産力の低下→穀物徴発制廃止、小私企業承認によって生産意欲を刺激→「資本主義への譲歩」→資本主義諸国との関係緩和)
    • 1922 ラパロ条約(独ソ間;ソ連の承認、国交回復)

1922〜1991 ソヴィエト社会主義共和国連邦(U.S.S.R.)  都:モスクワ

  • 構成国:ロシアウクライナベラルーシザカフカース
  • 1922〜1953 党中央委員会書記長スターリン
    • 1924.1 レーニン死去
    • 1924 のソ連承認;の承認;の承認
    • 1925 スターリン一国社会主義論がトロツキー世界革命論を破る
    • 1925 日本のソ連承認
    • 1928〜1932 第1次五カ年計画(基礎産業部門に重点;コルホーズ(集団農場)、ソフホーズ(国営農場)出現)
    • 1929 トロツキー、国外追放

※トルコ

オスマン帝国  都:イスタンブール

  • 1908 青年トルコ革命(立憲王制樹立、ミドハト憲法復活←日露戦争影響大)
  • 1911〜1912 イタリア゠トルコ戦争
  • 1912〜1913 第1次バルカン戦争(winバルカン同盟vs土lose)
  • 1913 第2次バルカン戦争(loseブルガリアvsセルビア、希、モンテネグロ、ルーマニア、土win)
  • 1914〜1918 第1次世界大戦(同盟国側)
  • 1918.10 降伏
  • 1919〜1922 ギリシア゠トルコ戦争(希vsトルコ国民党)
  • 1920.8 セーヴル条約(連合国とイスタンブル宮廷との講和;領土削減)
  • 1922〜1923 トルコ革命
  • 1922 スルタン制廃止宣言;帝国滅亡

1923〜現在 トルコ共和国  都:アンカラ

  • 1923〜1938 初代大統領ムスタファ・ケマル
    • 1923 ローザンヌ条約(対連合国講和;イズミル etc.を回復)
    • 1924 カリフ制廃止(政教分離)
    • 1925 女性解放
    • 1928 文字革命(アラビア文字廃止;新ラテン字母制定)

※北アフリカ

フランス領北アフリカ

  • 1905 第1次モロッコ事件(現場タンジール)
  • 1911 第2次モロッコ事件(現場アガディール)
  • 1912 モロッコ保護国化

オスマン帝国

  • 1911〜1912 イタリア゠トルコ戦争

ムハンマド・アリー朝エジプト 都:カイロ

1914〜1922 イギリス保護領ムハンマド・アリー朝エジプト 都:カイロ

  • 1918 ワフド党結成(反英独立闘争の主体)

1911〜1943 イタリア領リビア

1922〜1952 ムハンマド・アリー朝エジプト王国 都:カイロ

  • 英はスエズ運河地帯駐屯権、スーダン領有権etc.を保留

※南アフリカ

ケープ植民地

オレンジ自由国

  • 1902 滅亡;英領

トランスヴァール共和国

  • 1902 滅亡;英領

1910〜1961 南アフリカ連邦

※アラビア半島

オスマン帝国

  • 1915 フサイン゠マクマホン協定(大戦後の独立を約束)

ネジド王国《スンナ派ワッハーブ派》 都:リヤド

  • 1902〜1932 イブン・サウード

1916〜1925 ヒジャーズ王国 都:メッカ

  • 1916〜1924 初代フサイン
    • 1917 英のバルフォア宣言に激怒
  • 1925 イブン・サウードに滅ぼされる

1926〜1932 ヒジャーズ゠ネジド王国《スンナ派ワッハーブ派》 都:ジッダ

1932〜現在 サウジアラビア王国《スンナ派ワッハーブ派》 都:リヤド

  • 1932〜1953 初代イブン・サウード

※イラク

オスマン帝国

1920〜1932 イギリス委任統治領メソポタミア 都:バグダード

1932〜1958 イラク王国 都:バグダード

  • 1932 独立承認

※イラン

カージャール朝ペルシア

  • 1905〜1911 イラン立憲革命(英、露の干渉により挫折 ∵1907 英露協商)
  • 1921 レザー・ハーンのクーデタ

1925〜1979 パフレヴィー朝ペルシア

  • 1925〜1941 初代皇帝レザー・シャー

1935〜1979 パフレヴィーイラン

  • 1925〜1941 初代皇帝レザー・シャー
    • 1935 国名をイランと改称

※アフガニスタン

イギリス保護国

  • 1919 第3次アフガン戦争

1919〜1973 バーラクザイ朝アフガニスタン王国  都:カーブル

※インド

インド帝国  都:カルカッタ(現コルカタ)

  • 1905 ベンガル分割令(ベンガル州を分割し抵抗の分断を企てる→反英闘争激化)
  • 1905 国民会議派、ティラクの指導のもとに反英的となる
  • 1906 カルカッタ大会4綱領(国民会議派初の独立のための綱領←日露戦争影響大)
    • 英貨排斥(ボイコット)
    • スワデーシー(国産品愛用)
    • スワラージ(インド人による自治、独立)
    • 民族教育(青少年を精神的に奴隷化する植民地教育の否定)
  • 1909 全インド・ムスリム連盟(ヒンドゥー系の国民会議派に対抗するため英が結成)
  • 1911 デリーに遷都
  • 1915 ガンディー、第1次大戦に際し対協力声明
  • 1919.3 ローラット法(令状なしの逮捕、裁判ぬきの投獄i.e.反英運動弾圧法)
  • 1919.12 インド統治法制定
  • 1919〜1922 国民会議派ガンディーら、第1次非暴力不服従運動
  • 1929 ガンディー、ラホール大会でプールナ・スワラージ(完全なる独立)提唱
  • 1930〜1934 第2次非暴力不服従運動
  • 1930〜1932 第1〜3次英印円卓会議(物別れに終わる)

※モンゴル

1911〜1924 モンゴル国  都:フレー(現ウランバートル)

  • 1911 独立宣言
  • 1915 中国宗主権の自治国となる
  • 1919 中国、自治撤廃
  • 1920 チョイバルサンら、モンゴル人民革命党を結成

1924〜1992 モンゴル人民共和国  都:ウランバートル

※中国

清  都:北京

  • 1875〜1908 11代光緒帝(摂政:西太后)
    • 1901.9 北京議定書(辛丑和約)(列国に北京駐兵権を認める)
    • 1905.8 孫文、三民主義(民族の独立民権の伸張民生の安定)発表;中国同盟会結成
    • 1905.9 科挙の廃止
    • 1908.9 憲法大綱宣布;国会開設公約
  • 1908〜1912 12代宣統帝溥儀
    • 1911.5 幹線鉄道国有
    • 1911.6 四川暴動(鉄道国有令に反対)
    • 1911.10〜1912 辛亥革命
    • 1911.10 武昌蜂起(湖北新軍の挙兵)

1912〜1949 中華民国  都:北京

  • 1912.1〜.3 臨時大総統孫文
    • 1912.2 皇帝退位;清朝滅亡
  • 1912.3〜1913 臨時大総統袁世凱
    • 1912.3 臨時約法公布
    • 1912.8 宋教仁、国民党結成(←袁世凱の弾圧)
    • 1913.7 第二革命(袁世凱の専制に対し挙兵→失敗)
  • 1913.10〜1915 大総統袁世凱
    • 1915.1 二十一カ条要求(中国東北地方、内モンゴル、華北の日本への隷属)
    • 1915.9 陳独秀新青年』(啓蒙雑誌:中国の旧体制、旧道徳を批判)
    • 1915.12 第三革命(袁世凱の帝政復活運動に反対)
  • 1916〜1928 軍閥政権
  • 1917 第1次大戦に参戦(連合国側)
  • 1917 白話運動(胡適が口語文学への転換を主張したことに始まる)
  • 1917 文学革命(中心人物:陳独秀李大釗)
  • 1918 魯迅狂人日記』(白話小説;儒教思想を否定)
  • 1919.1〜.5 パリ講和会議(二十一カ条の廃棄要求が拒否される)
  • 1919.5 五・四運動(反帝国、反封建主義)→ヴェルサイユ条約調印拒否
  • 1919.10 孫文、中国国民党結成
  • 1921 陳独秀、中国共産党結成
  • 1921 魯迅阿Q正伝』(現実を見極めぬ国民意識を批判)
  • 1922 九カ国条約(中国の主権および独立の尊重、領土保全、機会均等、門戸開放)
  • 1924.1 中国国民党一全大会(“連ソ容共扶助工農”、国民革命軍の育成)
  • 1924.1〜1927 第1次国共合作
  • 1925.3 孫文死去
  • 1925.5 五・三〇事件(上海のストライキを機におこった反帝運動)
  • 1925.7 広州国民政府樹立
  • 1926.7〜1928 北伐(国民革命軍総司令:蔣介石)
  • 1927.4 上海クーデタ(蔣介石、浙江財閥と結び共産党員を弾圧→国共分裂)
  • 1927.4 南京国民政府樹立(主席:蔣介石←列強の支持)
  • 1927.8 毛沢東、紅軍を率い武装解放区闘争を始める
  • 1928.6 北伐軍、北京入城
  • 1928.6 張作霖爆殺(奉天)事件(関東軍が暗殺)
  • 1928.12 奉天軍閥(東北軍閥)の張学良、国民政府に忠誠(北伐完成)

※朝鮮

大韓帝国  漢陽(現ソウル)

  • 1897〜1907 26代高宗
    • 1905 第2次日韓協約(日本の保護国となる;初代統監伊藤博文)
    • 1905〜1915 反日義兵闘争
    • 1907 ハーグ密使事件
  • 1909 安重根、韓国統監府初代統監伊藤博文を暗殺

1910〜1945 大日本帝国領

  • 1910 日韓併合条約調印、朝鮮総督府設立(天皇直属)
  • 1919 三・一運動(万歳事件)(独立を宣言しデモ決行←徹底的に鎮圧)

※ベトナム

フランス領インドシナ・阮朝越南国

  • 1904 ファン・ボイ・チャウ維新会を結成
  • 1905〜1909 東遊(ドンズー)運動(知識人が日本へ留学)
  • 1925〜1945 13代バオ・ダイ(保大)帝
    • 1927 ベトナム国民党結成
    • 1930 ベトナム国民党、武装蜂起するが鎮圧され挫折
    • 1930 ホー・チ・ミンインドシナ共産党を結成

※インドネシア

オランダ領東インド

  • 1911 サレカット・イスラーム結成
  • 1920 インドネシア共産党結成
  • 1926〜1927 独立運動蜂起(弾圧され失敗)
  • 1927 スカルノインドネシア国民党結成

※日本

大日本帝国  都:東京

  • 1867〜1912 122代明治天皇
    • 1901〜1906 11代首相桂太郎
      •  1902 日英同盟
      •  1904〜1905 日露戦争
      •  1905.1 夏目漱石『吾輩は猫である』連載
      •  1905.5 日本海海戦で勝利
      •  1905.9 ポーツマス条約:①南樺太韓国の保護権③遼東半島南部(関東州)租借権④南満州鉄道(東清鉄道の長春〜旅順間)を獲得
      •  1905.11 第2次日韓協約(韓国を保護国とする;初代統監伊藤博文)
      •  1906.1 伊藤左千夫『野菊の墓
      •  1906.3 島崎藤村『破戒
    • 1907 日露協約(ねらい:の中国東北地方の進出の阻止)
    • 1910.6 柳田国男『遠野物語
    • 1910.8 韓国併合
  • 1912〜1926.12 123代大正天皇
    • 1914.4〜1916 17代首相大隈重信
      •  1914.8 第1次世界大戦に参戦(連合国側)
      •  1914.11 独領膠州湾占領
      •  1915.1 二十一カ条要求(①山東省の旧ドイツ利権の譲渡 ②旅順、大連の租借期限、南満州鉄道権益期限の延長)
      •  1915.11 芥川龍之介『羅生門
    • 1916.10〜1918 18代首相寺内正毅
      •  1917.5 志賀直哉『城の崎にて
      •  1917.11 石井-ランシング協定(日本の中国利権を認めるが、機会均等も認める)
      •  1918.8〜1922 シベリア出兵
      •  1918.8 騒動
    • 1919.6 ヴェルサイユ条約(山東の独利権継承、独領南洋諸島委任統治領とする)
    • 1919.12 武者小路実篤『友情
    • 1921.1〜1937 志賀直哉『暗夜行路
    • 1921.12 四カ国条約(:太平洋の領土と権益の相互尊重;日英同盟解消)
    • 1922.2 ワシントン海軍軍備制限条約(::::=5:5:3:1.67:1.67)
    • 1922.2 九カ国条約(中国の主権および独立の尊重、領土保全、機会均等、門戸開放→石井-ランシング協定の失効)
    • 1923.9 関東大震災
    • 1925.1 ソ連を承認
    • 1925.4 治安維持法
    • 1925.5 普通選挙法
    • 1926 川端康成『伊豆の踊子
  • 1926.12〜1989 124代昭和天皇
    • 1927.3 金融恐慌
    • 1927.4〜1929.7 26代首相田中義一
      •  1927〜1928 山東出兵(目的:北伐による中国統一阻止と軍事的進出)
      •  1928.6 張作霖爆殺(奉天)事件(関東軍が暗殺)
      •  1929.3 小林多喜二『蟹工船
    • 1930 ロンドン軍縮会議(::=10:10:7→軍部、右翼の反対→軍国主義化)

※国際機構

1920.1〜1946.4 国際連盟

    • 本部:スイスジュネーヴ
    • 決議方法:全会一致
    • 付属機関:国際労働機関(ILO)、国際司法裁判所
  • 1920.3 アメリカの不参加決定
  • 1926 ドイツの加盟