最
終日は、ダイビングではなくカヤックネイチャーツアーに参加しました。ガイドさんに連れられてカヤックでマングローブ林を進み、自然や世界大戦の遺跡の解説を受けるツアーです。
まずは、カヤックを積んだボートで移動します。ちょっとした入り江でカヤックの手ほどきを受けてから、いざマングローブ林へ。網の目のように広がった根っこをカヤックでくぐり抜けながら進みます。途中ガイドさんのマングローブの葉っぱがしょっぱい話や種が垂直に浮かぶ話なんかを熱心に聞いたり・・・していたのは自分だけでしたけど(笑)。
マングローブ林を抜けると次は、ジャパニーズケーブと呼ばれる大きい洞窟へ。なんでもここは第二次大戦中に旧日本軍が航空機の格納庫代わりに使っていたらしいです。また近くには零式水上偵察機のプロペラ部分が沈んでいます。
ここでランチタイムとなり、カヤックは終了。午後は旧日本軍が塩を造っていたというオレクルラ洞窟に行きました。洞窟にはドラム缶が残っており、その中にはパラオガエルがいました。
こんな間近で写真を撮れるのはラッキーみたいですよ。
そして、ここが塩を造っていた場所です。
上を見上げると鍾乳石が煤で黒くなっています。アメリカ軍に見つからないようにこんな森の中で塩作りをしていたようです。第二次世界大戦中、パラオでも戦争していた歴史というのはあまり知られていませんが、このような遺跡があり戦争の記憶というものを次世代に伝える必要があると言うガイドさんの言葉が印象的でした。
遺跡のあとは、シュノーケリングです。マリンレイクに行く予定が、観光客がいっぱいだったため別の場所へ。テンジクダイやマンジュウイシモチを見ることができました。普段のダイビングでは見られない浅場の魚たちです。
カヤックツアーと言ってもただカヤックで遊ぶだけでなく、いろいろなことができて大満足でした。お勧めですよ。