早
々にバリ島を後にし、本来の目的地のボロブドゥール遺跡があるジョグジャカルタへ。時間もないので国内線でアディスチプト国際空港へ飛んでしまいました。クタのHISでRp499,000(≒5,600円)でした。ただし、出発時刻が早朝6:20。ということは5時過ぎには空港に着いていなきゃいけないわけで。
いやぁ、早い。
で時差が1時間あるため到着は6:30。件のボロブドゥール遺跡やプランバナン遺跡は普通はジョグジャからツアーなどで行くようですが、よくよく地図を見てみると、このアディスチプト国際空港はジョグジャとプランバナンの間にあることが判明。
というわけで空港から直接タクシーでプランバナンにやってきました。プランバナン遺跡公園前の安宿にチェックインし、レンタサイクルを借りて早速遺跡を見て回ることにしました。まずは目の前のプランバナン寺院(ロロ・ジョングラン寺院)へ。
ここは8世紀に古マタラム王国が残したヒンドゥー寺院です。ヒンドゥー寺院と言えばアンコール遺跡が有名ですが、こちらもそれはそれで素晴らしい。ただ、中心寺院のシヴァ神殿内部には伝説になるほど美しい女神ドゥルガ像が安置されているらしいのですが、2年前のスマトラ沖地震以来、内部に入ることができなくなっていて見られないのが残念。
プランバナンにはヒンドゥー寺院だけでなく、周囲には仏教寺院も数多く残されています。一夜にして建てられた伝説を持つセウ寺院や田園風景のなかに突如現れるプラオサン寺院、菩薩像のレリーフが美しいサリ寺院などをレンタサイクルで見て回りました。
で、最後に訪れたのが丘の上にあるラトゥ・ボコ宮殿。ここはマタラム王国の宮殿跡だと考えられているのですが、すごく広い。丘を登ってきた身にはつらい広さです。入場料US$10を払った後も登り道を上がっていくと、宮殿の正門が見えてきます。正門をくぐるとそこは見渡す限りの
野原
あれ?!
そう見渡す限りの野原なのですが、入口でもらった地図に従って野原を抜けて見渡せない場所に行くと、そこには立派なAudience Hallが。Audience Hallのいい和訳が見つかりませんが謁見の間みたいなところでしょうか。
そのAudience Hallを抜けるとPrincessly Place(王女の間?)があり、そこには神秘的な泉が広がっていました。マタラム王国の王族がきっとここで沐浴をしていたのでしょう。寺院しかないところだと思っていたので、このような宮殿跡が残っているとはただただ驚きです。
プランバナン・・・、意外とすごいところでした。
関連ページ:
プランバナン Prambanan