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エロフロート航空の遅延によるハプニングはあったものの、翌日の午前中にはプラハに到着しました。プラハは古くはベーメン王国の王都であり、大学がある学問の都であり、神聖ローマ帝国の帝都にもなり、芸術の都ともなった、歴史ある都です。飛行機の遅延を取り戻すためにも、いざ魔法の都へ出陣です!!
とりあえず、歴代の王が戴冠パレードを行った王の道を歩いて、旧市街広場へ。そこには、旧市庁舎があって、塔に上れるのです。とりあえず街に着いたら塔というモットーに従って、早速塔に上ります。
見渡す限り、赤い屋根が続いて何ともプラハに来た感じ。ちなみに一番遠くに見えるのがプラハ城です。
このプラハ城は明日の楽しみに取っておくとして、今日は市街を堪能することに。まず、旧市街広場でホットドッグをほおばりつつ、教会などを拝観した後、王の道を外れて、ユダヤ人地区にいくことにしました。なぜなら、ここにはヨーロッパ最古のシナゴーグである旧新シナゴーグがあり、しかも、このシナゴーグには16世紀に造りだされたゴーレムが安置されているというのです!!
これは見ねば!!
というわけで行ってきました。旧新シナゴーグ。
結構高い拝観料を払って、入るとそこはそんなに広くはない礼拝の間があるだけ。ゴーレムも見られなければ、安置されているという屋根裏部屋らしきものも見られない・・・。
してやられた( ̄0 ̄)
そりゃぁね、自分も動くゴーレムが見られるとは思ってませんよ。でももちっと雰囲気とか味わえるかなとか期待してもいいぢゃないですか・・・
気を取り直して、王の道に戻り、雑貨屋や土産物を冷やかしつつカレル橋を渡ります。このままプラハ城へは向かわずに、マラー・ストラナを越えて、ストラホフ修道院へ。ここには中世の図書室があるのです。残念ながら「哲学の間」と呼ばれる図書室は改装中でしたが、「神学の間」は見ることができました。
中世からの蔵書が収められているその姿はまるで、ハリーポッターの映画のよう。中には入れませんが、ちょっと感動です。ただ、思ったより狭かったですけど・・・。それは映画の影響を受けすぎかも。
そんなこんなで、他にもいろいろ巡って夜に。やはりプラハのもう一つの顔といえば、音楽の都。プラハは毎日、少なくとも教会でミニ・コンサートが開かれているのです。というわけで、「あなた若いから学生料金でいいわよ」というおばさんの呼び込みにつられ、聖サルヴァートル教会で開かれる弦楽四重奏。ヴィヴァルディの四季を堪能してきました。やっぱいいなぁ、クラシック。というわけで、飛行機には恵まれなかったけど、充実したプラハの初日だったのでした。
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プラハ Prague